今週末、KYOTORYは新人戦でベスト4をかけた試合に臨みます。

そしてCSは、次のステージである決勝リーグが待っています。


新人戦のこの時期は、完成度も安定感もまだまだ伸びしろだらけで、良い意味でも悪い意味でも「何が起こるか分からない」のが正直なところです。

だからこそ、結果だけに一喜一憂するのではなく、今の自分たちに必要なことを見失わずに戦い抜きたいと思っています。

---------------

KYOTORY

---------------

昨日の練習は、まず「チームとしての約束事」を全員で確認するところからスタートしました。

技術や戦術を積み上げていく以前に、私たちが同じ方向を向いて戦うためには、土台となる共通理解が必要です。

どれだけ良い練習を積んでも、チームの基準が曖昧なままでは、試合になった瞬間に“ズレ”が生まれてしまう。

だからこそ、練習のはじめに、いま一度大切なことを揃える時間を取りました。


そして練習前には、今回の新人戦を「どう戦うのか」という話に加えて、さらにその先にあるインターハイ予選へ向けて、今の時間をどう繋げていくのかを選手たちに伝えました。


新人戦は、ただ目の前の勝ち負けを争うだけの大会ではありません。

もちろん勝ちにこだわるのは大前提です。

しかし同時に、この大会の時間は、次の大舞台に向けて“自分自身をどう仕上げていくか”が問われる期間でもあります。


チームとして結果を出すために必要なのは、戦術の理解や完成度だけではなく、選手一人ひとりが大会に合わせて自分を引き上げていく覚悟です。

その覚悟があるかどうかで、チームの空気も、練習の質も、試合の強度も変わっていきます。


練習前に伝えたのは、シンプルなことです。


「できなくても仕方がない」

この言葉で自分を守るのではなく、

“何としてでも大会までに仕上げる”という強い気持ちが必要だということ。


新人戦は、この時期のチームにとって難しさが多い大会です。

経験も浅く、技術も安定しない。

波があるのは当然です。


ですが、当然だからこそ、ここで「仕方がない」に逃げてしまえば、チームはそのまま終わります。

逆にここで、どれだけ自分を追い込めるか、どれだけ毎日の積み重ねに責任を持てるか。

その姿勢が、個人を高め、そしてチームを高めていく力になると私は思っています。


そのために、今この時期、特に大切にするべきポイントとして、選手たちに4つのことを伝えました。


① ドライブの強さ


まずはゴールへ向かう力。

どんな相手と戦うにしても、最終的に試合を動かすのは「リングに向かう力」です。

逃げるドライブではなく、相手の守りを崩すドライブ。

1歩目、2歩目の鋭さ、そして最後までやり切る強さ。

ここをもっと高めないと、勝負どころで得点も流れも作れません。


② アウトサイドシュートの確率


ドライブが強くなればなるほど、外のシュートが重要になります。

ペイントに収縮が起きた時、そこで決め切れるかどうか。

「打てる」ではなく「決められる」確率をどれだけ上げられるか。

ここが勝敗を分ける試合は必ず出てきます。


③ リバウンド・ルーズボール


新人戦の時期は特に、シュートが安定しないのは当たり前です。

だからこそ勝つチームは、シュート以外の部分で主導権を握ります。

リバウンド、ルーズボール、球際。

ここで負けるチームが勝ち切ることはできません。

“気持ちの勝負”という言葉で片付けるのではなく、

この部分は技術と覚悟で必ず積み上げられるものです。


④ ディフェンスを高めること


最後はディフェンス。

ディフェンスの強度は「自分の覚悟」がそのまま表れます。

守れるチームは崩れない。

そして苦しい時に流れを引き寄せられるのは、シュートではなくディフェンスです。

足を動かす。声を出す。最後まで諦めない。

当たり前を当たり前にやり切る力が、勝負を決めます。


課題練習を見ていると、以前に比べて、選手たちが「自分の課題と向き合おう」としている姿が少しずつ増えてきました。

取り組みの中に、成長を感じる場面も多くなっています。


この変化はすごく大きいです。

チームが変わる時というのは、劇的に何かが起こるのではなく、

こういう“小さな変化”の積み重ねから始まっていきます。


ただ一方で、正直に言えば、大会までに自分を仕上げていくという観点で練習を見たときに、もっとギアを上げて取り組まなければならないとも感じています。


「頑張っている」ことと、

「勝つために必要な強度で頑張っている」ことは違います。


今の基準で満足してしまえば、今年のチームはこのままで終わる。

でも、ここでギアを上げて、練習の密度と熱量が変われば、

今年のチームは間違いなく変わります。


新人戦は通過点です。

ここで自分を鍛え、経験を積み、戦い方を学び、

それをインターハイ予選へ繋げていく。


そのために必要なのは、才能でも特別な何かでもなく、

“大会までに仕上げる”という覚悟を毎日の行動で示すことです。


ここからの時間が勝負です。

一人ひとりが自分と向き合い、

チーム全体でギアを上げていけるように。


----------------
CS活動報告
----------------

昨日の練習は、前半に1on1の中で「ディフェンスとの距離がある状態でのフィニッシュ」にフォーカスして取り組みました。


最近の試合を見ていると、選手たちの中にリングへアタックしようとする姿勢が明らかに増えてきました。
これはチームとしてとても良い変化ですし、攻める意識が出てきたことは大きな成長だと感じています。
ただその一方で、課題として見えてきたのが、
ディフェンスとの距離があるにも関わらず、無理に仕掛けてしまう場面が出てきたことでした。
「攻める姿勢」は武器になります。
しかし、攻めることが目的になってしまい、状況判断が置き去りになると、
結果的に“難しいシュートを打たされる”形になってしまいます。
だからこそ今回の練習では、
距離がある状況でどう得点に繋げるかを整理し、改善する時間を作りました。

ディフェンスとの距離がある時、選手に求められる選択肢は大きく3つあります。


1つ目は、その場でジャンプショットを打つこと。

距離があるなら、迷わず打てるシュートはしっかり打つ。
これは「消極的な選択」ではなく、得点効率を上げるための“正しい判断”です。

2つ目は、リズムを変えること。

スピードだけで勝負すると、相手に合わせられた瞬間に止められます。
緩急を使い、相手の重心や反応をズラすことで、より良い形を作ることができます。

そして3つ目が、フィニッシュスキルを工夫すること。
距離がある中で無理に突っ込んでしまうのではなく、
「どうやって最後まで決め切るか」という工夫ができるようになることが重要です。

昨日は、そのためにいくつかのアイディア(考え方)を選手たちに伝えました。
ただ闇雲にリングへ行くのではなく、
“距離がある状況の正解”を増やすこと。
これができるようになれば、アタックの質はもっと上がりますし、
試合の中で安定して得点を取れるチームになっていきます。

練習の後半は、カテゴリーごとに内容を分けました。
スキルズコースの選手たちはゲーム形式を実施。
スキル練習だけが続くと、どうしても集中力が切れたり、飽きが来たりすることがあります。
だからこそ、最後に試合を行いながら「楽しい」と感じる中でプレイ経験を積める形を取っています。
悲しいかな、試合が一番楽しそうです。
……まあ、その気持ちはよくわかります。
ですが逆に言えば、試合が楽しいなら、その時間を成長に繋げる工夫をするべきだとも思っています。
だからこそ、こういう形で試合を入れるようにしています。

そしてコンペティティブコースの選手たちは課題練習を行いました。
昨日は試合を経験した直後ということもあり、
その中で見えた課題を「今のうちに潰しておきたい」という狙いがありました。
実際に練習を見ていると、コンペティティブコースの選手たちは
それぞれが自分の課題と向き合いながら、意識して取り組もうとしていました。
こういう姿勢が増えてくると、チームの成長スピードも一段階上がっていきます。

今週末はいよいよ決勝リーグがあります。
ここに向けて、もう一段階レベルを上げて試合に臨めるように。
残りの練習も一回一回の質にこだわりながら、準備を進めていきたいと思います。