本日、京都に戻ります。
毎年、さまざまな思いを抱きながら、この地を出発します。
2026年こそは、「もっと高い景色を見に行く」と心に誓い、また、この実現しに戻ってきます。
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KYOTORY
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新チームが本格的にスタートし、2日目を終えました。
この時期は、本当に重要な時期です。
ここで高い基準を設定し、その基準で強化を進めることができれば、2026年は間違いなく楽しみな一年になります。
逆に、選手たちがそのレベルにたどり着けなければ、苦しい一年を送ることになります。
それほど、このスタートの時期は、チームの未来を大きく左右します。
指導者は、まず高い基準を設定します。
そして、選手がその基準をクリアすれば、さらに高い基準を求めていきます。
この過程は、決して楽なものではありません。
「大」きく「変」わると書いて、『大変』です。
本気で変わろうとすれば、苦しさも、戸惑いも、逃げたくなる気持ちも必ず生まれます。
しかしそれは、「変わろうとしている証拠」でもあります。
だからこそ今、
強烈なエネルギーを注いで、個人もチームも変わってもらいたい
と強く思っています。
一方で、どれだけ高い基準を示しても、選手たちの反応が伴わなければ、指導者は基準を下げざるを得ない場面も出てきます。
なぜ基準を下げるのか。
それは、選手の心が完全に折れてしまうからです。
だから指導者には、
努力しなければ越えられない、しかし越えられる可能性のあるギリギリの課題
を設定し続ける覚悟が求められます。
この時期、選手たちからすると、
「この世の終わり」のように感じる時間を過ごすこともあるでしょう。
しかし、指導者の立場からすると、
「ここを乗り越えなければ、次のステージには行けない」
というメッセージです。
気持ちを強く持てない選手は、
「現実から逃れたい」
と思うこともあるかもしれません。
それでも、この経験は人生において非常に貴重なものです。
そこで立ち止まり、
「今のままではいけない」
「もう一度、頑張ろう」
と自分で軌道修正できたなら、この時間は決して無駄にはなりません。
ただし、時間は待ってくれません。
だからこそ私は、選手たちに
「落ち込んでいる時間が一番もったいない」
と話をすることもあります。
少し話は変わりますが、この考え方は、クラス運営にも通じるものがあります。
私は約15年ほど前、学級崩壊を起こし、担任の先生が倒れてしまったクラスを、年度途中で引き継いだ経験があります。
遅刻が当たり前、席に座らない、注意すれば反発する。
いわゆる「指導が入らない状態」でした。
このときに痛感したのは、
スタートを誤った組織を、途中から立て直すことが、どれほど大変かという現実です。
途中からの軌道修正では、
「良いクラスを作る」ことは難しく、
まずは「規律のある状態に戻す」ことに、膨大なエネルギーを使うことになります。
もし最初に、明確な基準と方向性を示すことができていれば、
その苦労の多くは必要なかったと、今でも思います。
だからこそ私は、バスケットボールの指導においても、
新チームがスタートする最初の3ヶ月を、何より大切にしています。
この考えは、ウインターカップ後の今の行動にもつながっています。
私たちのウインターカップは終わりました。
しかし、ウインターカップで上位に勝ち進んでいるチームは、本日も試合があります。
そして、本日が最終日です。
私たちは公式戦ではなく、新チームとしての練習試合に切り替わりましたが、
勝ち進んでいるチームは、疲労のある中でも、さらに高いレベルでしのぎを削っています。
これが、全国で勝ち続けるチームの現実です。
だからこそ、私たちはウインターカップが終わったからといって立ち止まりません。
休むことよりも、バスケットボールを通して、心身ともにたくましくなることを選びました。
特に重要だと考えているのは、
疲労困憊の中で試合をする経験を、新チームがスタートしたこのタイミングで積ませること。
楽な状況での試合や練習では、本当の強さは身につきません。
身体が重く、思うように動かない中でも、
考え、声を出し、仲間を支え、最後までやり切る。
この「やり抜く経験」が、公式戦の本当に大事な局面で、必ず威力を発揮します。
ウインターカップは、悔しい結果に終わりました。
だからこそ私たちは、すぐに新チームの選手たちに苦労をさせています。
逃げ場のない状況で、
自分と向き合い、
仲間と向き合い、
それでも前に進む。
そして今日、
ここで、しっかりと戦い抜き、
一回り成長して京都に戻ります。
2026年に大きな結果を残すために。
今は「大変」な時期です。
しかしそれは、
「大きく変わろうとしている証拠」。
だから私は、新チームがスタートするたびに、選手たちにこう伝えています。
「新チームがスタートした最初の3ヶ月が勝負」
この時間を無駄にせず、
この最終日を、ただの一日に終わらせず、
次につながる確かな一日にするために。
新チーム全員で、最後まで真正面から向き合っていきます。











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