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CLUB SIGNPOSTの活動ブログ

一般社団法人CLUB SIGNPOSTは、小学4年生から3年生の女子を対象としたバスケットボールのクラブチームです。

2020年05月

31 5月

『伝説のはじまり』振り返り

29日の夜に、『伝説のはじまり』期間(休校期間)の振り返りを行いました。
昨日は、私が選手たちに伝えたメッセージを紹介させてもらいましたが、本日は、選手たちが実際に、どのように、振り返ったのかを動画で紹介させてもらいます。


『伝説のはじまり』振り返り


それから、

マネージャーがチームを良くするために、企画書を作成してくれました。

色々、自分で調べたり、チームメイトに相談したりしながら、作成しました。

こちらも、紹介されていただきます。


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この期間で、私が、1番感じたことは、それぞれが考えながら練習に取り組めるようになってきたことと、感じたことを言葉で伝えるようになってきたことです。

自分の言葉で、人に伝えるのが苦手な選手が多い中、事前に、伝えることをまとめたり、話す内容を整理したりしているのが、よく分かります。



この期間に、インターハイ予選が無くなりました。

近畿大会もです。


選手たちの気持ちを考えると、正直、まだ、しんどい・・・です。


しかし、それ以上に、彼女たちは、素晴らしい時間を過ごしました。

コロナの影響で、教育現場は、勉強の遅れをどうするのか?という議論がなされていますが、我々は、勉強以上に、人生において、また、人として、大切なことを学ばせてもらいました。

苦しいこと、大変なことは、たくさんありましたが、彼女たちと過ごした3ヶ月間は、コロナの被害以上に、貴重な経験を積ませてもらっています。

我々にとって、この期間は、個人としても、チームとしても、プラスになっているのは間違いありません。


彼女たちの頑張りを、心から讃えたい。



そして、

練習再開後も、引き続き、頑張ります!
30 5月

『伝説のはじまり』期間ラストのオンラインミーティング

昨日、『伝説のはじまり』期間に行う最後のオンラインミーティングを行いました。

以下の文章は、私が選手たちに伝えた言葉です。

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今週に入って、分散登校ではありますが、徐々に、学校が再開されてきました。

 

3カ月もの間、それぞれが、別々の場所で、自主的に活動していましたが、やっと、学校で顔を合わせてコミュニケーションを図ることができるようになって、本当に嬉しく思います。

 

68日から、部活動も再開されます。自主練期間も、あと少しとなりました。


人間が不安に陥るときというのは、先が見えない(保証がない)ときです。

 

たとえば、3年生の進路を例に挙げると、「これから進路をどうしようかな?」また、「自分の希望している大学に合格できるだろうか?」と、不安を抱いているときです。これは、1.2年も中学3年生のときを受験を思い起こせば、この気持ちは理解できると思います。


つまり、1年後の進路が保証されていないという、先が見えないということに、人は、不安を覚えるのです。もし、これが、1年後に、〇〇大学に入学して、学生生活が保障されているというなら、なんの心配もなく、3年生として、この1年を送ることができると思います。


先が見えないというのは、本当に、不安になります。



この
100年に一度と言われる危機の中にいる我々は、新型コロナウイルスの影響で、先の見えない休校期間を過ごすことになりました。

きっと、色々な面で不安を感じていたと思います。

「いつになったら、学校が再開されるんやろう?」もしくは、「いつになったら、部活ができるようになるんやろう?」「インターハイ予選は、どうなるの?」と、不安との戦いが続いていたと思います。

また、インターハイの中止が決定されたときは、「今までインターハイに出場するために頑張ってきたのに・・・」という気持ちになって、頑張ることが嫌になった人もいるかもしれません。

それでも、みんなは、ここまで頑張ってきたのです。素晴らしいよ。

特に、3年生、よくやったと思うよ。3年生が頑張り続けてくれたから、下級生もついてきてくれたと思います。

100年に一度と言われる誰もが経験したことのない状況の中で、大人であっても、心が折れそうになるような長い期間を、みんなは、一生懸命に、バスケットと向き合い、成長を望んで、必死に、頑張り続けてくれました。

僕は、この時期に、みんなと出会って、共に過ごし、高め合えたことを嬉しく思いますし、心から感謝しています。ありがとう。

もしかしたら、このメンバーでなかったら、この時期を、乗り越えられていなかったかもしれません。みんなは、そう思わせてくれる時間を過ごしてくれました。


今まで、卒業生のおかげで、何度かインターハイやウインターカップの舞台に立つことができました。

僕にとって、この期間というのは、インターハイ予選で優勝して、インターハイの舞台に立つ以上に、もしかしたら、多くの感動をもらえたかもしれませんし、同時に、貴重な経験をさせてもらうことができました。

この経験は、以前にも伝えましたが、これからの人生においても、大きな心の支えとなると思います。

本当に、よく頑張ってくれました。みんなのことを誇りに思います。

 

これが、今の率直な気持ちです。

 

 

このことを踏まえて、

 

この時期は、『伝説』を作るための『伝説のはじまり』期間であるということを、もう一度、心に刻んで、これから、ウインターカップ予選に向けて、更に、高みを目指して取り組んでもらいたいと思います。

 

本気で『伝説』を作りに行くよ!



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ラストのオンラインミーティングでは、第Ⅳ期の振り返りも行いました。

この様子は、後日、紹介できればと思います。

29 5月

『素直さ』を考える

昨日、ある指導者と話をしていて、『スポーツ選手は、素直でなくては上手くならない。』という話題になりました。

これは、よく聞く話です。

私は、『素直さ』について自分なりの考えがあります。

そこで、今日は、私なりのバスケットボールプレイヤーにおける『素直さ』を考えたいと思います。


私は、何でもかんでも、言われたことを100%受け入れて、やろうとするのは、『素直』ではなく、自分の考えを持っていない選手だと思っています。

時には、「自分は、〇〇のほうがいい。」という意思を示せることも必要です。



私が思う『素直さ』とは、結論から先に言うと、

『人の話を聞いて実行する選択肢を持っているか』だと思っています。


能力は高いけれど、なかなか、上手くならない選手に共通しているのは、やる気がないのか、努力を怠るか、アドバイスを受けたときに、まず、「やってみよう!」と、行動に移さない選手ではないでしょうか。

また、変なプライドというか、自分のスタイルを持っており、アドバイスをしても、「自分は○○だから」と、一向にやろうとしません。

たとえ、そういう選手であっても、自分のスタイルを貫いて、他を圧倒するような存在であるならば、私は、
全く問題はありません。(人としてどうかと言われれば分かりませんが。)

しかし、自分の考えやスタイルを貫いて、今の自分の結果に納得がいっていないのであれば、自分の取り組み方や考え方を変えないと、それ以上の結果を残すことはできません。

こういう選手に限って、アドバイスを受けたり、新しいことを勉強しても、結局のところ、自分の考えやスタイルに戻ってしまうのです。

今まで、自分の考えだけで、取り組んできて、結果が出ていないのであるならば、‟自分で成長するだけの力がない”ということを認識する必要があります。

それなのに、自分の考えを変えてみるという選択肢を作ろうとせず、今まで通りに取り組んで、成長のない時間を過ごしてしまうのです。

このことが理解できていないので、能力はあってもなかなか成長できないという結果につながるのではないかと思っています。

今の結果に納得していないのなら、アドバイスを真摯に受け止めて、まずは、とことんやってみるという姿勢を作ることが大切です。(ただ、アドバイスを真摯に受け止めて、まず、とことんやってみて、結果が出なければ、今度は、指導者の問題です。)

別に、現状で、上手くいっていたり、困っていないのなら自分のやり方でもいいと思います。

ただ、自分を成長させる選択肢のひとつに、人の話を聞くという選択肢を持っているかということは、非常に、大切なことではないかと思っています。


バスケットというスポーツは、『素直さ』だけでも大成しません。

『素直さ』は、あくまでも、大切なスキルのひとつです。

『負けず嫌い』『感謝の気持ち』『明るさ』『粘り強さ』『継続する力』『困難に打ち勝つ力』『強い意志』『かけ引き』『ずる賢さ』・・・、その中のひとつに、『素直さ』があると思っています。

ただ、言えることは、『素直さ』は、バスケットボールプレイヤーとして、大成するために、重要なスキルであることは間違いありません。
28 5月

『離れていても、心はひとつ』

昨日、『紫野高校女子バスケットボール部』と『CLUB SIGNPOST』のメンバーで、リモートトレーニングを行いました。


この4月11日から、週に3回、オンラインでトレーニングに取り組んでいます。

昨日で、20回目のトレーニングを終えました。


トレーニングは、日に日に、できることが増えてきていると実感しています。



いつも通りに、トレーニングを始めようと、zoomを立ち上げて、待機していると、


「・・・??」


紫野高校の選手たちが、新ユニフォームを着用して、トレーニングの準備をしているではありませんか?!


本来であれば、この時期に、新ユニフォームを着て、インターハイ予選を戦っているのです。

今週末は、準決勝を戦う予定になっていました。


来週、6月7日は決勝戦です。


リモートトレーニング


・・・泣きそうになりました。。


グッとくるものがあった。



トレーニングの時間は、急きょ、会議に出席しなくてはいけなくなったので、15分くらいしか彼女たちのトレーニングを見ることができませんでしたが、少しでもユニフォームを着て、トレーニングを行っている彼女たちの姿を見ることができて良かったです!


『離れていても、心はひとつ』


いよいよ、リモートトレーニングもあと2回となりました。


29日(金)は、最後のオンラインミーティングです。

オンラインミーティングは、今までに、10回行っています。


次回は、締めくくりということで、休校期間に設定した目標に対しての総括を行います。


1人1分にまとめて、振り返りを行います。

マネージャーは、この期間に、一流について、企画書を作成しましたので、プレゼンを行います。


それぞれが、事前に、何を伝えるのかをまとめて、整理して、発表してもらいます。


誰もが経験したことのない3か月間を、人生においてかけがえのない貴重な時期に直面した彼女たちからどのような言葉を聞くことができるのか、今から待ち遠しい思いでいます。
27 5月

失敗パターンを学習する=成功確率を上げる

最近、気になるビジネス書を読んだので、皆さんと共有させてもらいたいと思います。


私は、失敗は、出来るだけ早い時期に、多くの失敗を経験したほうがいいと考えています。

ただ、ここで、ひとつ付け加えるとしたら、失敗したときに、その人が、次に、立ち上がれるようなものでなければいけないと思っています。


私は、ビジネス書をよく読みますが、そのほとんどが、成功者の自叙伝や哲学・ノウハウのようなものです。

それが、最近、面白いビジネス書を見かけるようになりました。


簡単に言うと、失敗しないためのビジネス書です。

「〇〇をすると失敗してしまうので、〇〇しないようにしなさいよ。」

というようなものです。


失敗をしなければ、無駄がなくなり効率がいいと思うかもしれませんが、私は、本質を捉えられない人間を作ってしまうのではないかと考えています。


例えば、熱いお湯の入った、コップを子供が取ろうとします。

大人は、子どもに対して、「危ないから、触ったらアカンっ!」と、注意をします。(失敗させないために)

注意を受けた子供は、コップを取るのを止めるかもしれませんが、子供には、何が危ないのか分かりません。


子供からすると、

コップが危ないのか?

それとも、お湯が危ないのか?


大人は、子供が熱いお湯に触ったら、火傷するかもしれないから危ないと言っているのですが、子供には、そこまで、伝わっていないと思います。

大人が危ないと言えるのは、お湯が熱いということを‟経験”してから言えるのです。



「危ない!」と注意を受けた子供は、お湯の入ったコップが、危ないということは理解できたと思いますが、何が危ないのかという、本質的なところは、理解できていないと思います。


私は、前監督からチームを引き継いだときに、貴重な経験をさせていただきました。

20代のころ、私の指導を見ていた前監督は、練習中に、チームの雰囲気が悪くなってくると、途中から急に、前監督の指導が始まるということが度々ありました。

当然、20代の未熟だった私よりも、経験豊富な前監督が指導したほうがチームは良くなります。


そのときに、前監督から「こういうときは、〇〇したらいいんや!」と、教えてもらいました。

「なるほど!」と、私も、実際に、意識して指導するのですが、一向に、チームはよくなりません。

当時の私は、「監督と同じようなことを言っているのに、なんで良くならないんや?」と、悩んでいました。


気がつくと、チームはベスト16敗退という、あり得ない結果になってしまったのです。


そのときに、前監督から言われた言葉は今でも鮮明に覚えています。


「俺が若いときに、失敗してきた苦い経験を、お前には経験させたくないと思って、失敗させないようにしてきたが、やっぱり、失敗させてやらなアカンな。」と。


先ほどの、熱いお湯で言うならば、私は、本質を理解しなまま指導していたのです。


当時の私は、監督が指導してる言葉を言えば、チームが良くなると思っていたのだと思います。

なぜ、監督がそのような言葉を使うようになったという背景を理解しないまま、上辺だけの指導をしていたのです。

そこから、実際に、自分で失敗を経験するようになりましたが、そのときに、「だから、監督は、あの言葉を使って指導していたのか?!」と、身をもって、感じることができました。



私は、教育現場にいて、つくづく思うことがあります。

人間というのは、成育段階で、必ず、通らなければいけない発達段階というものがありますし、そういう発達段階を通っていないと、どこかで、それを補おうとします。

幼少期に、承認欲求に満たされていない子供は、思春期になって、承認欲求を満たそうと、人前で目立つような行動を取り、注目を集めようとします。

また、愛情に飢えた子供は、高校生になっても、小学生のように歩み寄ってきて愛情を求めてきます。



ということは、成育段階であっても、指導者の道であっても、成長していくためには、必ず通らなければいけない道(経験)というものがあるということです。


ビジネス本の多くに書かれている内容を簡単にまとめると、

成功者は、センスがあるから成功してるのではなく、色々なことにチャレンジして、多くの失敗を経験していくうちに、どのようなときに失敗するのかということを学んでいく。
そして、徐々に、失敗しないように、感度が高まっていくことで、成功する確率を上げていく。

というものではないでしょうか。


これは、バスケットボールプレイヤーも同じでだと思っています。

バスケットボールプレイヤーで、失敗しないで上手くなる選手などいません。


失敗をして、悔しい経験をして、そこから、工夫が生まれ、何度も試行錯誤する中で、成長していきます。


私は、選手に、自分で高めたいスキルは、とことん、やり込む中で身につけていくものだと言っています。


とことん、やり込むことで、どのようなときに、上手くいかないのかという失敗パターンを学習し、失敗しないように、ボールの位置、タイミング、姿勢などを改善していくうちに、成功する確率を上げていくのです。

失敗パターンを学習していくと、やがて、無駄がなくなり、体の使い方やプレイの精度が上がっていきます。


誰しもが失敗したいという人はいません。

しかし、失敗は成長するために必要なものだと理解できるようになると、チャレンジすることが怖くなくなります。

なぜなら、チャレンジして失敗することで、成功確率を上げていくことができると理解しているからです。



『失敗パターンを学習する=成功確率を上げる』

ですね。
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