昨日は、嫁さんと久しぶりに食事に出かけてきました。
コロナ禍ということで、近所の人の少ないところで、ひっそりと食事をしてきました。
ここ最近は、何かと忙しくしており、「家庭内別居状態」でしたので、久しぶりに食事に出てゆっくりと二人の時間を楽しむことができました。
私は、嫁さんに、バスケットの話をよくします。
このことから卒業生のコートネームは、全員知ってくれていますし、誰がどんな選手だったからも覚えてくれています。
最近は、バスケットで、新しい関わりが多く、昨晩は、たくさん話題がありましたので、話をし過ぎて、飲み過ぎて、今朝は、久しぶりに二日酔いです。笑
「あ〜、頭が痛い・・・。」
よーーーーし、今日も頑張るぞー!!!
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誰もが試合に出場するチャンスがある
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ここ数年の私が意識して取り組んできたチーム作りを紹介します。
私がチーム作ると、上級生が試合に多く出場するようになります。
これは、決して上級生から試合に使うというような考えでチームを作っているのではありません。
むしろ、勝負の世界ですので「チームを勝利に導ける選手」をコートに立たせるようにしています。
したがって、新入生であっても戦力として必要な選手なら積極的に起用します。
それが、結果的に、なぜ、上級生が試合に多く出場するようになるのかというと、日々の練習の中で、私の考えを理解し、日々、努力を重ねて成長してくれるからです。
私は、難しいバスケットを指導しているのでなく、「基本的なことを徹底する」ことを大切にしています。(simple is best)
この基本的なことというのは、
・イージーシュートを確実に決める
・リバウンド・ルーズボールを大切にする
・当たりに負けない身体
・オフェンスのときに1on1で縦に切る力
・ディフェンスで、1on1を自分で守りきる力
・苦しいときに走り切れる力
・コミュニケーション能力
・自分の課題と向き合う力
・自分の強み(武器)を作る
この基本的なことを日々の練習の中で徹底するので、毎日、意識を高く持って取り組んでいる選手が試合に出場するようになります。
この基本的なことを徹底した上で、「戦術理解」や「ゲームの流れを捉える力」が求められます。
ということは、誰でも「本人の努力次第」で戦力になることができるということになります。
ただ、このときに考えておかなければいけないことは、サイズがなければサイズのある人より、プレイの精度や強度が必要になるということ、身体能力がなければ、能力のある選手よりも体作りが必要になるなど、自分の能力に応じて、他の人よりも努力量が増えることがあるということです。
ただ、私の経験で自信を持って言えることは、今まで「146cmのプレイヤー」を試合で使っていたという経験があるので、誰もが戦力になれる可能性があると言い切ることができます。
ただ、「146cmのプレイヤー」は、いつ誰が見ても自主的に練習を行っており、誰よりも自分の課題と向き合って取り組んでいました。(感動するレベルで努力をしていました)
逆に、可能性がある選手であっても上級生になって試合に出場できない選手もいます。
そういう選手は、「自分の課題と向き合う力が弱い選手」です。
もう少し言うと、練習や練習試合などで自分の課題が見えたとしても、課題を克服するだけの練習を行わなかったり、苦しくなったり、しんどくなると言い訳が出てしまう選手のことを言います。
このことから、私が指導するチームは、「本人の努力次第」でどうにでもなるということが理解できると思います。
このように、チーム内で自分の課題と向き合う力がついてくると、至るところで選手たちが頑張りはじめます。
以前、ある保護者の方から、「うちの娘は、高校に入学して親から見てもめちゃくちゃ努力をするようになりましたが、なかなか、試合に出場することができません。どうしたらいいでしょうか?」と相談を受けたことがあります。
そのときに、「努力が足りません。」とお答えしました。
その選手の中学時代、または、高校での頑張り方は、"今までより努力をしている"ということでしたが、チーム全体からすると、まだまだ「努力が足りていない」と感じていました。
チームの意識が高くなると、「みんな頑張る」ようになります。
その中で、他の選手よりも「光るもの(試合で使いたくなるもの)」を作らなければいけません。
これが、本当の意味で「チーム内のし烈な競い」ということになります。
このことを踏まえたうえで、私が今まで指導してきたチームは、上級生になるにつれて「意識が高く」なり、確実に力をつけてくれる選手が多かったため、上級生が多く戦力としてコートに立っていました。
繰り返しになりますが、上級生だから試合に出れるわけではありません。
「チームを勝利に導ける選手」をコートに立たせます。
「誰でもできることを誰よりもやる」「自分の強みを徹底的に磨く」「自分の課題と徹底的に向き合う」ということは、誰でもできることです。
このことから誰よりも自分磨きをした選手が戦力として試合に出場するようになります。