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CLUB SIGNPOSTの活動ブログ

一般社団法人CLUB SIGNPOSTは、中学1年生から3年生の女子を対象としたバスケットボールのクラブチームです。

紫野バスケ

25 3月

教師冥利に尽きる

本日が、本校の勤務最終日となります。

いよいよ、この日が来ました。


昨日は、午後から荷物の整理を行いました。

「たくさんの思い出」と「莫大な量のゴミ」を整理して、段ボールに詰めて、思い出に浸る暇もなく、ただひたすら片づけの作業を行っていました。

これだけの量を整理しようと思うと、夜中までかかるなか?と思っていると、

なんと、卒業生が7人も遊びに来てくれました!!!

「先生、元気ー??手伝ってあげるー。」

卒業生のおかげで、何往復もしなければいけない荷物があっという間に片づきました。

ホント助かりました!ありがとう!!!

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MRSKN
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この学年は、私が指導してきた中でも問題児(笑)がそろった学年です。(もちろん、大好きですよ!)

この時期にサプライズまで用意してくれたことに目頭が熱くなりました。

IMG_9677

この学年は、元気すぎて?うるさすぎて?放っておいたら何をするのか分からない学年で、バスケの指導以外で多くのエネルギーを費やしました。笑

彼女たちも、「あのときは、怒られすぎて・・・ギャハッハッー!!!」と大盛り上がりです。


昨日は、まさか、あの大量の荷物を、問題児学年(笑)と一緒に片づけをすることになるとは思ってもいませんでした。

でも、嬉しかったなー!!!


私が退職を決めてから本日を迎えるまでに、今まで関わった全学年の卒業生が顔を出しに来てくれました。

もちろん、全員ではありませんが、本校で、20年間指導してきましたので、20学年の卒業生たちです。

いや~幸せです。

毎年、色々な思い出を作ってきましたが、こうやって、再び多くの卒業生が「おつかれさまでした。」と、わざわざ会いに来てくれたことを嬉しく思います。

これが「教師冥利に尽きる」ということなんですね。

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思い出に残っている生徒
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昨日は、私がクラス担任をしていた卒業生も顔を出しに来てくれました。

彼女は、クラス担任をした中で最も思い出に残っている生徒の一人です。

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彼女は、高校2年生のときに、出産し、立派にここまで息子を成長させています。

私が担任をしたとき、「そのお腹どうしたん?」と聞くと、「もうすぐ生まれる」と言って、ビックリしたのを思い出します。(本校は、私服なのでダバダボのジャージを着て隠していました)

「私・・・退学?」と聞いてきたので、「生むと決めたんやったら、子育てをしながら卒業まで頑張れ!」と言いました。

その直後に、遠足があり、(いつ生まれてもおかしくない時期なのに)本人は行くというので、私は、いつ破水しても対応できるように鞄の中に、大きなタオルを何枚を持って遠足に行ったのは良い思い出です。

そして、遠足から帰ってきた数日後に、本人から連絡があり、「学校の階段で破水した」というので、すぐに病院にいき、無事に出産したときは、父親のような気持ちになりました。

その後、体調が回復するのを待たずに登校し、子育てと勉強の両立をしていましたが、やはり、しばらくの間は、思うように登校できず、遅刻や早退が続きました。

そのときにあるクラスの生徒が「先生、なんで〇〇さんだけ遅刻してもいいの?」と聞いてきたので、「今だけ特別扱いをしてるんやー!!!(怒)」と、出産して2週間ほどで登校していることがどれだけ大変なことなのかということを話をして、「だから、クラスで彼女のことを支えてやれ!!!」と伝えました。

クラスメイトは、彼女のことを理解して、色々なところで気遣いができるようになり、素敵なクラスになりました。


そして、そんな彼女がなんとか卒業できたときは本当に嬉しかったです。

何度も挫折しそうなときがありましたが、学校生活を続けていけるように何度も話をしていましたので彼女の卒業は感慨深いものがありました。

教師冥利に尽きます。

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嬉しいメッセージ
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卒業生だけでなく、教職員の方からも素敵なものをたくさんいただきました。

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昨日は、嬉しいメッセージも添えていただき感謝しています。


私は、様々な会議などの場で、生徒のためにならないと感じることがあると、よく「自分のためではなく、子どものためにやりましょうや!」と言ってきました。(偉そうに・・・)

私は、机上の空論が大嫌いで、現場に足を運んで子どもたちと関わる中でより良いものが生まれると思っています。

このことから、校内で何か問題が起こったときに、「時間をかけてマニュアルを作ってから対応しよう」とか、「1年かけて今後どうするのかを考えよう」という考えを好まず、「今ある問題は"今"解決するもんやろっ!」と、すぐに動いて、その日のうちに徹夜で書類をまとめて次の日には「〇〇でいきます!」と暑苦しい行動をしていました。(ホント偉そう・・・)

だから・・・多分、多くの職員からは嫌がられていたんだろうな?笑


しかし、先日、ある先生から涙ながらに「先生、なんとかここに残って一緒に頑張ってくれませんか?」と、2時間くらい話をしてくださったときは心に響くものがありました。

このときに、「ごめんなさい。一度きりの人生なので自分の夢を追わせてください!」とお伝えしましたが、心が締め付けられるような気持ちになりました。


でも、私のような「わがままな人間」にでも、このような気持ちで見て下さっている方が少しでもおられて純粋に良かったです。


これも「教師冥利に尽きる」ということでしょうか。

ありがとうございます!!!
6 3月

全日程が終了しました。


昨日は、心に残る一日を送ることになりました。

素敵な一日に感謝の気持ちでいっぱいです。
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MRSKN
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昨日は、3年生の「卒部式に代わるレクリエーション」を行いました。

午前に集合して、買い出しを行って、午後は、体育館を借りてレクリエーション、そして、夕方は、私の実家で食事会を行いました。

IMG_9513

いや〜、楽しかったぁ〜!!!

これで、「紫野高校女子バスケットボール部」としての活動が終了しました。


体育館のレクリエーションは、久しぶりに3学年が集まることができました。

今の本校の事情を考えると、なかなか難しいことではありますが、この一年を共に過ごしたメンバーで楽しい時間を過ごすことができて本当に良かったと思っています。


レクリエーションが終わった後は、2.3年生で食事会を行いましたが、こちらは、なかなか味わうことのできない時間を過ごすことができました。

このメンバーで過ごした想いが強いだけに、言葉ではあらわすことのできない一生心に残る時間となりました。


それこそ、「ありがとう」では、終わらせることのできない、なんとも言えない想いが溢れ出てきました。


この感覚は、改めて丁寧に書かせていただきます。


それくらい、昨日の時間を噛み締めたいと思っています。

そして、改めて記事にしたいと思います。
2 3月

心に残る卒業式 ~素敵な卒業生と保護者の皆さんに感謝~

3月に入りました。

公立の職員として最後の1ヶ月となりました。

今は、様々な思いを抱きながら、色々なことを振り返りながら毎日を過ごしています。

残り僅かな時間を大切に過ごして、4月から心新たに頑張りたいと思っています。

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MRSKN
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昨日は、本校の卒業式が行われました。


いよいよ、「この日が来たか・・・?!」といった感じでした。

今年の卒業生と一緒に私も紫野高校を卒業(退職)します。

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昨日は、感慨深い一日でした。


例年であれば、卒業式のあとに、卒部式を行って卒業生に感謝とお別れを告げる機会を設けますが、昨年に引き続き、コロナ禍ということで卒部式を中止しました。

昨日は、卒業生と保護者の方のお顔を見ると涙が出てきそうで我慢するのに必死でした。(えっ、泣いてた。笑)

 
改めて、2020年の誰もが経験をしたことのない大変な年をこのメンバーと一緒に乗り越えることができて本当に良かったと思っています。


3年前、本当に未熟だった彼女たちがここまでたくましくなったのかと思うと、嬉しさと彼女たちの頑張りに感謝の気持ちでいっぱいです。


このメンバーの素晴らしいところは、自分たちが未熟ということを受け入れたうえで、自分たちの課題ととことん向き合うことのできるところです。

間違いなく、この3年間で京都のどのチームよりも成長したと自信を持って言えます。


彼女たちの成長は、これからの人生において大きな自信になったと思いますし、指導者の私にも、「先生、私らでも努力したらここまで成長できるんやで!」と、3年間の成長を通じてメッセージを届けてくれたように思います。



ここまで大きく成長できたのは、彼女たちが努力を重ねてきたというのが一番ですが、それと同じくらい保護者の方のサポートがあったからだと思っています。

どれだけ厳しく指導しても、いつも全力で子どもたちを支えてくださったから、子どもたちがバスケットに集中して打ち込めたんだと思っています。

昨日は、保護者の方に、お礼を伝えようと思うと、言葉に詰まり、何も言えなくなってしまうくらい様々な思いがこみ上げてきました。

それくらい感謝していますし、子どもたちも保護者の皆さんも大好きです!



昨日は、DVDもいただき、自宅に戻って観てみると・・・、冒頭から涙が止まらなくなりました。

心のこもった動画を作成していただき、感激していますし、幸せすぎます。

本当にありがとうございました。


素敵な仲間に出会えたことに、心から感謝していますし、紫野高校女子バスケットボール部で育ててもらった20年にも感謝しています。
15 2月

指導者は、料理人と同じ

先日、本校の3年生の保護者の皆さんから、ギフトブックをプレゼントしていただきました。

中を見ると、豪華なものばかりで、嫁さんと一緒に「米沢牛のステーキ」を注文させていただきました。

昨晩は、嫁さんと自宅で、「米沢牛」を堪能しました。

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3年生の保護者の皆さん、とーっても美味しかったです。

ありがとうございました!!!


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卒業生より、寒中見舞い
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卒業生が寒中見舞いを送ってくれました。

卒業して何年経っても気にかけてくれることに感謝しています。

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いつも本当にありがとうね!

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指導者は、料理人と同じ
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本日は、練習ドリルや戦術を学ぶ以上に、「指導者の感性」を磨くことのほうが大事ということを書かせていただきます。


数年前に、アンダーカテゴリーを強化するために、アンダーカテゴリーの指導教本が発売されました。

しかし、思っているように浸透せず、多くの課題が残ったという過去があります。

そこで、どうしたら浸透させることができるのかということで、当時、会議を開き意見交換が行われましたが、その場で「いくら良い戦術やスキルを紹介しても、同じ人が指導しないと意味がない。」と、厳しい口調で意見を言われていた方にびっくりしたのを今でも覚えています。

同時、20代だった私は、「指導教材があるのなら、そのドリルを練習すればチームに浸透させることはできるのでは?!」と思っていました。

実際に、私も教本を読んで現場で指導してみましたが、なかなか上手くチームに浸透することができません。

しかし、数年後に、指導者が選手の習得レベルを鋭く捉えて、そのチームに合った練習を組み立てて、上手く選手を導いていかないと何を伝えても同じだということに気づきました。

ドリルだけ与えて、選手が上手くなるのなら、みんな上手くなっているはずです。

このときに、指導者がドリルの意図を理解して、自分のものにして、はじめて意味を成すということを学びました。


これは、料理の世界も同じです。

クックパッドなどで料理のレシピを見たら、ミシュランのシェフと同じ味を出すことができるなら料理人は必要ありません。

同じ食材で、同じ料理を作っても、口に入れた瞬間の風味や深みのようなものというのは作り手によって大きな差があるように思います。

私は、料理のことはわかりませんが、塩加減や調理時間などを絶妙に捉えることのできる料理人は、食した人に感動を与えるのではないでしょうか。


人によって、これだけ味が変わるのかと思うことはよくあります。

私は、コーヒーが大好きです。

よって、カフェや喫茶店に行ってコーヒーを飲みながら仕事をすることがよくあります。

コーヒーを飲みに喫茶店に行っても誰がコーヒーを入れるかで、風味や味が変わってしまいます。

たまに、「今日は、この人がコーヒーを作るのか・・・。」と、残念な気持ちになることもあります。笑


このさじ加減は、その人の「感性」なのかな?と思っています。


バスケットの指導も「指導者の感性」がすごく大切で、同じドリルを行うにしても、指導者がどこに狙いを持って指導するのか、また、どのような声かけをするのかで選手たちの成長が変わります。


毎年、指導者が変わった瞬間に強くなるチームもありますし、逆に、低迷するチームも出てきます。


このことから、指導者が指導の幅を広げていくことが大切になりますし、指導者としての「感性」を磨いていかないといけないと思っています。


今の時代、様々な指導者の感性に触れることは、いくらでもできます。

また、自分にない感覚を取り入れることも簡単にできるようになってきました。


もう一度言います。

レシピ(ドリル)を自分のものにして、深みを出していくのは指導者の「感性」です。


私も見ている人の心を奪えるようなチーム作りができるよう、本日も指導者の幅を広げていきたいと思います。
10 1月

感動の映画を観る以上に感動した保護者総会


ここ数日は、冷え込みがきつく体の芯までこたえます。

気温は、下がっていますが、昨日行われた保護者総会は、心が温まる時間となりました。

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MRSKN
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昨日は、MRSKNの保護者総会をオンラインで開催しました。

保護者の皆さんの想いをお一人ずつ聞かせていただき、心が熱くなりました。

改めて、本当に温かい保護者の方に支えていただいて、今まで歩んで来れたんだということを実感しました。

初めから最後まで、涙が止まりませんでした。

思い出しただけでも泣けてくる。。

これだけ、「感謝の気持ち」や「ありがとう。」が出てくる保護者会は素敵すぎます!!!

2020年という誰もが経験したことのない一年を、どこのチームよりも努力を重ねてきた選手たちと、素敵な保護者の皆さんがいたからこそ、多くの困難を乗り越えて感動を味わうことができたのだと思います。

また、私自身が大きな決断をしたことで、迷惑をかけるどころか、多くの混乱を招き、人生を大きく変えてしまうような出来事があったにも関わらず、有難いお言葉をかけていただき感謝ではあらわせない想いでいます。

感動の映画を観る以上に、昨日の心のこもった保護者会は感動しました。

こういう想いを大切にして、これから更に頑張らないといけないと感じております。

「選手たち」も「スタッフ」もそれぞれ別々の道を歩むことになりますが、それでも、「心はひとつ」です。

MRSKNは、私を育ててくれた場所です。

今までありがとうございました。
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