昨日は、朝から「ウインターカップ三昧」でした。

このレベルの質を目に焼きつけて、これからに活かせるようにしたいと思っています。

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サイズのないチームの戦い方
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今まで「サイズのないチームの戦い方」を私なりに研究してきましたが、最近は、特に、海外からの情報を得ることで、より理解が深まってきています。

日本は、サイズがないということで、今まで色々工夫を重ねて取り組んできたと思いますが、視野を海外に向けると、有益な情報を得ることができます。

「期待値」の考え方や、ドリブルドライブモーション(アメリカ)の「スペーシング」の考え方、ヨーロッパの「効率の良いプレイメイク」などは、以前から言われていることですが、そこから更に進化しているバスケットを目の当たりにすると新鮮でたまりません。

海外の目新しい戦術やスキルを学べることは有難いことですが、それよりも大切なことがあると私は考えています。


サイズのないチームや選手に言いたいことは、「小さい」ということを絶対に言い訳にしてはいけないということです。

小さいから戦えないのではなく、小さくても戦える手段を考えることが大切になります。

小さい選手が勝負しようとするときに、たまに言われることですが、「サイズがない」「能力がない」「脚力がない」がどうしたらいいですか?

という質問です。

ここで考えなくてはいけないのは、「サイズがない」のは仕方がないことですが、「能力がない」と「脚力がない」は練習で何とかしなければいけないところです。

これを全部一緒に考えると、小さい選手は「バスケットをしてはいけない」ということになります。

「能力を上げる」ことや「脚力を作る」ことは、「サイズがなくてもできること」ですし、もっと言えば、「サイズがないのならこの部分はこだわらなければいけないところ」になります。

更に言えば、「サイズがないチーム」は、「インサイド」で勝負することが難しいので、アウトサイドシュートの確率をサイズのあるチーム以上に上げなければいけません。

つまり、サイズがないから全てできないのではなく、サイズがないから鍛えなければいけないことがあるということを理解する必要があるということになります。

この部分をどれだけこだわれるかが「サイズのないチームや選手」に問われているところです。

「サイズのないチームの戦い方」を考える前に、「サイズがないチームだからこそ、できること、やらなければいけないこと」を徹底することが大切になりますし、この部分を徹底した先に、「サイズのないチームの戦い方」があると思っています。

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CS 活動報告
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昨日も高校生と練習試合を行いました。

最近は、以前と課題が逆転しており、以前は、オフェンスに課題が多く、ディフェンスは、守る意識がありましたが、最近は、オフェンスで得点を取る意識が高まり、ディフェンスが甘くなってきています。

昨日の試合では、「ディフェンスが甘すぎる」と指摘をしましたが、まずは、「1on1は自分で守る」という意識を強く持ってもらいたいと思います。

それから、オールコートでディフェンスを行う際、「ボールラインまで素早く移動する」ということと、「ジャンプ ツゥー ザ ボールの意識」を持つように伝えました。

この2つのことは、ディフェンスの考えでは基本的なことですが、意外と徹底できていないチームが多く、このことを徹底するだけでもディフェンスの厚みが変わります。


年内は、明日と明後日に練習試合を行って、2020年の全日程が終了します。

2020年を締めくくるにふさわしい2日間を過ごして、2021年を迎えてもらいたいと考えています。