昨日は、午後から校内行事(人権学習)のひとつで「車いすバスケットボール(2年生)」を体験しました。

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ホント、可愛い子たちです。


今年は、贅沢に「島津アリーナ」を貸し切って行いましたので、広い体育館で良い経験ができました。


ただ、ウインターカップ予選を終えてから間もないので、「島津アリーナ」は、私にとっては、ちょっと、キツかったです・・・。笑

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朝練の課題練習が面白い!
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本校の朝練は、7時30分から8時15分の時間で行っています。

「月曜日」と「火曜日」は、フリーにしています。

「水曜日」「木曜日」「金曜日」の3日間は、「私からの課題(15分)」を終えてから「自分の課題と向き合う時間(30分)」としています。

1年生も大分、自分の課題を考えられるようになり、「課題と向き合う力がついてきたのかな?」と感じるようになりました。

以前は、「自分のしたい練習」しか行えていませんでしたが、最近は、「自分に必要な練習」を意識して取り組めるようになってきています。


2年生は、以前より「今の自分に必要なスキル」を理解して課題と向き合うことができています。

それぞれ、「克服しなければいけない課題」と「自分の強みを磨くための練習」を自ら考えてバランスよく取り組めているように思います。

もう少し欲を言えば、「オフェンス」と「ディフェンス」のバランスも考えて取り組めるようになれば更に良くなると考えています。


私は、課題練習で、彼女たちが取り組んでいる姿を見て、例えば、ドリブルをつくときの手のひらや体の角度であったり、ボディフェイクのタイミングやフットワークの足さばき、シュートにいくときにボールをリリースするまでの体の使い方やボールの位置など、気になるポイントだけを伝えるようにしています。

上手くスキルを使おうと思うと、リズムを変えたり、細かな体の使い方が大切になりますので、私の役割は、その微調整というか、仕上げの部分を伝えることだと思っています。

この部分が良くなると、「あの選手上手いな〜。」と、言われるような「上手さ」のある選手に見えますし、反復してスキルを習得すると本当に「上手い選手」になることができます。


あとは、それぞれのプレイスタイルを大切にしつつ、「こういうプレイを身につけたらもっと良くなるんじゃない?」と、彼女たちのプレイの幅を広げていけるようなヒントを伝えたりもしています。

課題練習で私が伝えさせてもらったプレイは必ずしも、やらなければいけないというものではありません。

自分の中で腑に落ちないとゲームで使えませんので、あくまでも、プレイの幅を広げていくためのきっかけを与えるという考えて伝えています。

さぁ、本日はどのような練習をするのか楽しみです!

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放課後の時間は、2つに分かれました。

アシスタント・コーチと一緒に「心のベクトル」を揃えるためのミーティングを行った「1年生」と、

「2年生」と「お手伝いにきてくれた3年生」は練習を行いました。

1年生は、お互いに意思疎通が取れていなかったことを確認し、価値観の違いをお互いに認め合って、更には、団結できるようになるためのミーティングです。

こういうミーティングは、凄く大切なことで、チームのことだけでなく、これから社会に出ていくための基盤作りとなりますので、時間をかけてでも意味のあるものにしてもらいたいと思っています。


練習の方は、3年生が練習に来てくれたおかげで、今週、取り組みたかった内容の練習を行うことができました。

また、3年生と対戦することで、チームが未熟な時期に出てしまう「甘さ」を指導することができて良かったと思っています。

未熟な時期に、「未熟なプレイ」や「甘い考え」などを克服しておかないと、私の経験で言うと、大体、ゴールデンウィーク前後にチームが迷走してしまいます。

こうなると、インターハイ予選で、良い戦いができなくなります。

このことから未熟な時期に、未熟さを徹底的に取り除くことに多くの時間と労力をかける必要があります。

選手からすると苦しい時期になるかもしれませんが、ここに妥協が生まれると、自分たちが見ている目標にまでたどり着くことができないどころか、今後、後輩に抜かされて悔しい時間を過ごしてしまうことになります。


毎年、言い続けていることですが、「最初の3カ月がすべて」です。

ここで、その年の基盤を作り、「揺るぎない土台(最初の3か月)」を作った上に、立派な家(チーム)を建てていきます。

「揺るぎない土台」を作らなかったら、ちょっとした地震(しょうもないトラブル)で、家は崩壊(チームとして機能しなくなる)してしまいます。

3年生も昨年の年末年始は、相当、怒られていました。

しかし、何度、心が折れそうになっても、良い表現ではありませんが、食らいついてきた3年生がいたので、我々よりも良い選手が揃っていると言われていたチームがあったとしても、決勝まで駒を進めることができたのではないでしょうか。

多分、当時の選手たちは、「どこまで言われるんやろう?」と思っていたと思います。

当然ですが、「優勝を目指せるレベル」になるまで言い続けていました。

結果は、優勝できませんでしたが、今年のチームは、全国大会に出場していたら、くじ運にもよりますが、間違いなく、1回戦を突破し、2回戦で勝負できるチームにはなっていたと思います。

今年は、最初の3か月で「チームの基盤を作る作業」を11月中に行おうとしているのです。

大変なことというのは十分に理解した上で取り組んでいます。

今の私にできることに限りはありますが、だからこそ、限りある時間の中でチャレンジしたい強く思っています。