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一流選手が1番の教科書
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私が最近、「一流選手が1番の教科書」という考えを持つようになりました。


昔は、様々な指導者が指導書を書いたり、新しいスキルを考案したりして、「これがバスケットの基本」というのもがありました。

20代の頃は、「そうなんだ?!」と、多少の違和感を抱きながら、実績のある先生方が言われるスキルなので、指導というのはそういうものなのかなと思っていました。


ただ、この違和感というものは、自分が選手の頃から抱いており、指導者に、これが正しいと言われていたスキルの中には、実際には、やりにくいことが多く、

「なぜ、NBAの選手は、ゲームで使っているのに、日本の選手が使ったら怒られるのだろう?」と、疑問を抱き続けていました。


私が指導者になった頃に、この疑問を多くの指導者に質問すると、「基本と応用は違う」という答えが返って、「基本が応用につながらなければ意味がないのでは?」と、更に、「???」となりました。


それが、ここ数年で、解消されたのです。


インターネットが普及したことで、海外のスキルを日本でも勉強することができるようになり、様々な情報に触れると、「日本ではダメなスキルが、海外では、正しいスキル」と、言われていることがあるということに気づきました。


私が思うに、海外で正しいスキル(ファンダメンタル)は、効率の良いプレイです。

日本では、昔からあるスキルが正しいスキルと認識されているように思います。(選手が違和感を抱いていても正しいと言われていたように思います)

それこそ、「ディフェンスは、足を横に出す」という考えは、15年以上前から絶対に違うと思っていました。

NBAの名将グレッグ・ポポヴィッチは、「ただ、ひたすら下がれ」と言っていますよね。

また、「ミートでズレを作れ」というのも日本だけみたいですね。
(昔を否定しているのではなく、私が抱いていた疑問が解消された理由を説明しているだけですので)


海外では、正しいスキルは、常に進化していて、日本では、昔からあるスキルが未だに正しいスキルと言われることがあります。(今は、大分変わってきました)


では、なぜ、海外の正しいスキルが進化しているのかというと、一流選手がゲームで使っているスキルを、スキルコーチがスキルと認識して、アンダーカテゴリーの選手に伝えているからです。

このことから、海外の正しいスキルは、「一流選手が発信しているスキル」ということになり、日本のスキルは、「一流の指導者が発信しているスキル」ということになります。


私は、今まで正しいと言われてきたスキルより、プレイしやすいスキルを追求したいと考えています。

選手が違和感を覚えるプレイは、やらなくてもいいと思っています。

また、選手たちがやりにくそうにしているプレイがあると、「それって、やりにくくない?」と、選手に聞きます。

そして、動きやすいプレイを探るように促します。(すべてのプレイでそうできているかは分かりませんが、課題練習などでは、特に、確認します)


最近、NBAが再開されるようになり、久しぶりにプレイを見ていると、改めて、「一流選手が1番の教科書」ということを実感しています。


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MRSKN
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昨日は、できるだけ何も言わずに、練習を見ると心に決めて、選手たちの様子を伺うことにしました。

火曜日は、オフ明けということもあり、体が動きにくく、集中力を切らしやすいときですので、そこから、どのように修正して練習を進めていくのかを見たかったというのが正直な気持ちです。


最近のキャプテンは、今まで以上に、チームに対して発信しようとしているので、先週よりも良い練習になるかな?と楽しみにしていました。(キャプテンは、キャプテンとしての成長を感じています)

また、キャプテンに続いて、数名の選手も何とか良くしようと行動に移していましたので、良い光景を見ることができたと思っています。


今は、それぞれが発信しようとしているのですが、チームを変えていくだけの力には、まだ、到達していないというのが現状です。

個の発信がチームを動す影響力を持つようになることと、個の発信に対して、周りのメンバーが同じベクトルでエネルギーを注いでいけるようになることが課題です。


ただ、これも、あと少しで、変われる雰囲気が出てきました。

しかし、この「あと一歩」を踏み入れる勇気がないのか、何かが足りません。


チームとして、大きく成長できるゴールは、もう見えています。

今は、ゴール直前で、もがいているといった感じでしょうか。


誰が最後の一押しとなるのかが楽しみです。

この一押しとなれる人物は、今後のキーパーソンになる予感がします。


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CS練習
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昨日は、1on1のかけ引きをやり込みました。


3年生にとって、もうすぐ、部活動として、最後の大会がはじまります。

今年の3年生は、思うような大会を迎えることができず、悔しい思いをしていると思います。


そこで、最後の大会で、少しでも、良いプレイを出せるきっかけになればと思い、チーム練習は行わず、試合で使えそうな1on1に時間を割くことにしました。


CSの3年生なら、少しやり込めば、試合で使えそうなものを指導しました。

1,2年生にとっても、個人のスキルを高めるうえで、非常に重要なスキルです。


タイミングを覚えれば、かなり有効なスキルですので、次回も反復して感覚に落とし込んでいけるように練習したいと考えています。

こういう練習は、やり込む中で体で覚えていくものです。


次回の練習までに、自分なりに頭で整理して、良い準備をしてもらいたいと思っています。

次回は、もう少し高いレベルを要求したいと思います。