部活動再開に向けて、文部科学省の留意事項を読んでいると、以下のことが書かれていました。

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文部科学省より(一部抜粋)
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部活動の実施に当たり、どのような点に留意すべきか。

〇部活動の実施に当たっては、地域の感染状況に踏まえ、3月24日の通知で示した事項を着実に実施するとともに、以下の事項については、生徒だけに任せるのではなく、教師や部活動指導員等においても着実な取り組みを行うことが必要と考えます。

・一斉臨時休業及び春季休業期間において、運動不足となっている生徒もいると考えられるため、十分な準備運動を行うとともに、身体に過度な負担のかかる運動を避けるなど、生徒の怪我防止には十分に留意すること。

・生徒が密集する活動や、生徒が近距離で組み合ったり接触したりする場面が多い活動、向かい合って発声したりする活動については、地域の感染状況等を踏まえ、安全な実施が困難である場合、当面の間、密集せずに距離を取って行うことができる活動に替えるなどの工夫をすること。

・部活動で使用する用具等については、使用前に消毒を行うとともに、生徒間で不必要に使い回しをしないこと。

・体育館や教室など屋内で実施する部活動については、その場所のドアを広く開け、こまめな換気や消毒液の使用(消毒液の設置、生徒が手を触れる箇所の消毒)など、感染拡大防止のための防護措置等を実施すること。


※手洗いや喉エチケットなどの基本的な感染症対策を徹底させる。

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要は、対人をしない。密集を避ける。用具の消毒・換気を徹底する。ということです。


まだまだ、完全に活動が再開できるような状況ではありませんが、だからこそ、事前に、どのような形で再開できるのかを確認し、準備を進めていきたいと思います。

実際に、部活動が再開されてから、練習メニューを考えていたら、計画的に取り組むことができません。

与えられた環境の中で、できることを考えて、取り組んでいきたいと考えています。


私は、こういうのを考えるのが得意です!


対人以外の練習でも、できることはたくさんあります。

新コロ期間に、自主的に取り組んできたことを、体育館でイメージを働かせて、より質の高い練習を行うこと、また、オフェンス練習では、シュート系、1on0、2on0、3on0、4on0、5on0もできますし、ディフェンス練習もフットワーク等、いくらでも練習することがあります。


新チームに入り、人数が少ないことで、今まで以上に、練習の工夫が必要となりましたが、その工夫が活かされます。


また、自主練期間中に、活かされたこともあります。

12年ほど前、梅雨の時期に雨漏りで体育館が使えなくなり、フロアの改修のため3カ月(6月~8月)ほど、体育館で練習ができないときがありました。

このときは、大変でしたが、放課後に、グラウンドに出て、砂の上で、練習をしていました。

それこそ、シュート以外の練習は、すべて行いました。


砂の上で、フットワークなどを行うと、はじめは、滑ってばかりで練習になりませんでした。

しかし、足裏の感覚を確認しながら、練習を行うと、徐々に、滑ることが少なくなり、思っている以上に、練習ができるようになりました。


この経験は、今回の休校期間中の自主練で、かなり活かされています。

選手たちに、足裏の使い方を伝えることで、地面をとらえる感覚が出てきました。

公園などでフットワークをしている動画を見ていると、いい感じでグリップが使えるようになっています。


12年前に、2カ月ほど試行錯誤しながら取り組んで学んだノウハウが、確実に、活かされています。(卒業生に感謝です。)


環境を言い訳にせず、取り組んでいたら、思わぬご褒美をもらえました。


これから、部活動再開に向けて、今までの経験をフル活用して、少しでも質の高い取り組みができるように頑張りたいと思います。