コロナウイルスの影響で、様々な制限のかかる中、今は、粛々と練習を行っています。

どんな状況であっても、我々は、バスケットができることに感謝して、自分たちのできることに目を向けて、全力で取り組みます。


春休みの練習は、選手たちが自ら練習メニューを考えて取り組んでいます。

練習メニューを考えるのは、簡単なようで、これが、結構、大変です。

毎日のメニューは、大きく変わることはありませんが、それでも、毎日かなり悩みます。


この考える時間は、練習以上に、大切なものだと私は考えています。


練習メニューをカーナビで例えるならば、

ただ、なんとなくメニュー考えるというのは、目的地を設定しないで、ただ、車を走らせていると同じです。


練習メニューを考えることは、自分のゴールをどこに設定して、どのルートを通って、目的地にたどり着くのかを明確にするために、重要なことです。


私は、同じメニューでも、その時によって、練習の狙い(目的)を変えたり、かける言葉を変えたり、様々です。

現状を見て、どのように、指導するのかを整理してから、練習メニューを考えるようにしています。


時には、色々、考え過ぎて、あれもこれもやりたくなるときもありますが、まずは、しっかりとビジョンを持って、練習の優先順位を明確にします。

あれもこれも欲張ると、結果として、何がしたかったのかが分からない練習になってしまいます。



私が、常々、意識していることは、迷ったときは、原点に立ち返るということです。

そもそも、自分たちがどこを目指しているのか?!

ということが大切だと思っています。


ここがブレていたら、カーナビでいう、目的地を設定しないで、車をただ走らせている状態になりますので、ここは、絶対に、ブレてはいけません。

この目的地というのは、新チーム発足当初に、立てた目標になります。


また、練習が思うようにいかないときに大切にすることがあります。

あれもこれもやろうとしないで、できるだけ、やるべきことをシンプルにするということです。


思うように練習が進まない原因のひとつに、集中力を欠くということが挙げられます。

こういうときは、意識するポイントを1つに絞って、集中する場所を明確にします。


今日の練習では、ある練習で、集中力を欠いたものになっていたので、単純に、『しっかり走る』ということに意識を向けさせて取り組みました。

そうすることで、決して、質の高い内容では、ありませんでしたが、選手の集中力は、改善されたように思います。


何をしていいのか分からなくてなったときは、『原点に立ち返る』ことで、自分たちがどこに向かおうとしているのかが見えてきます。

次に、練習や試合で、集中力を欠いてきたときは、『やるべきことをよりシンプルにする』ことで、雑念がなくなり、やるべきことが明確になります。



『 simple is best 』