たまに、「今日は、とても集中して良い練習になった。」と、思うときがあります。
このような日は、とても気分の良い日となります。
そして、次の日に、「今日は、前日の練習を活かして、更に、どんな良い練習になるのか?!」と期待して体育館に向かうと愕然とするときがあります。
前日に、意識するポイントを丁寧に伝えていたのですが、忘れてプレイしているのです。
こういうシーンを目の当たりにすると、指導者としては悲しくなります。
しかし、これは、ある部分では仕方のないことです。
人間の脳というのは、100%理解したことであっても、次の日には、74%しか記憶に残らないというデータがあります
練習となると、100%理解して行うというのは、非常に難しく、そのことを考えると50%も残っていたら良いのではないでしょうか?
つまり、人間の脳というのは、意識して、記憶を定着させるように努力しないと忘れていく仕組みになっているのです。
皆さん、昨日の夜に食べた夕食を100%思い出すことはできるでしょうか??
どうですか?
このことから、練習をより良いものにしていこうと思うと、その日に練習したことを振り返り、記憶に残していく努力が必要になります。
私は、その日に指導したことを必ず振り返る時間を設けています。
練習で感じたことをノートにまとめて、何ができて、何が良くなかったのかを整理します。
また、練習している光景を思い浮かべてノートにまとめることで、脳に記憶を残すこととノートに記録を残すという2つの作業を同時に行うことができます。
その日の振り返りができたら、次の日の練習内容を書き出していきます。
練習内容は、書き出すというより、毎月、事前に、いつ何をするのか計画してあるので、予定通り進められているのか、もしくは、修正が必要なのかの確認となります。
もう少しいうと、そこから、次の日に意識させたいプレイを明確にします。
そして、最後に、取り組みたいプレイや戦術にフォーカスして動画や様々な記事を探ります。
そして、最後に、取り組みたいプレイや戦術にフォーカスして動画や様々な記事を探ります。
このような作業を繰り返し行うことで、一つのプレイの捉え方に深みが出てきます。
脳の仕組みを理解していると、その仕組みを上手く活用して、より効果的に記憶して、練習に取り組むことができます。
このような準備が、他の選手やチームとの差別化を図り、チームの成長に繋げていけると考えています。
人間が成長するのに大切なことは、『見る』『聞く』『話す』『書く』です。
その中で、圧倒的に少ないのが『書く』という作業です。
毎日、コートに立って練習をしているだけでは、みんなと同じことをしているだけです。
だからこそ、練習以外の努力が大切になります。
また、コツコツと毎日の積み重ねが、気がつけば大きな差を生むようになります。
人間が成長するのに大切なことは、『見る』『聞く』『話す』『書く』です。
その中で、圧倒的に少ないのが『書く』という作業です。
毎日、コートに立って練習をしているだけでは、みんなと同じことをしているだけです。
だからこそ、練習以外の努力が大切になります。
また、コツコツと毎日の積み重ねが、気がつけば大きな差を生むようになります。
上手くなりたいのなら、コート上で頑張るのは当たり前、コート外の努力が大切ではないでしょうか。