いよいよ、ウインターカップ京都府予選も最終日となりました。

大会を迎えるまでは、本当に長い時間を過ごしてきましたが、本日がラストです。

あと、一つです。

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KYOTORY
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昨日は、決勝リーグ戦 2戦目が行われ、インターハイ予選で準優勝校の鳥羽高校と対戦しました。

結果は、87対68で勝利することができました。

まずは、勝つことができて良かったと思っています。


公式戦は、どんな形であれ「勝つ」ということが一番大事になりますが、今回のウインターカップ予選は、決勝リーグ戦ですので、最悪のことも考えて昨日は点差を広げて勝つことを意識しました。

このことから、昨日の試合は、点数が広がってもメンバーを交代せずに戦いました。

しかし、後半に自分たちのペースを崩してしまい点差を広げることができませんでした。

ホントはコートに立たせてあげたい選手もいるのに、このような不甲斐ない試合となったことを反省しています。。


試合が終わってから選手たちを集めて、「今まで全国大会に出場したチームと比べて、このチームは一番ディフェンスができないチーム」と、伝えました。

また、ディフェンスだけでなく、リバウンドも・・・。

それから、オフェンスでは人に頼る始末です。


昨日は、多くの方から「KYOTORYでもこのような試合になることもあるんですね。」と言われましたが、これは、単刀直入に言うと、「吉田でもこんな試合をするのか?!」ということになります。

それくらいの内容でしたので、このお言葉を真摯に受け止めて本日の試合で改善しなければいけません。


昨日は、「自分たちが甘いということを自覚しなさい。」と伝えたうえで、「まだまだ甘さが出てしまうのだから、甘さが出ないように強く意識してゲームに挑む必要がある。」と話しました。(これは、私自身も自覚しなければいけません)

自分たちが"甘い"という自覚があれば、自分たちで声をかけたり、気に抜かないように意識することはできるはずです。


また、試合以外の行動や準備の仕方もすごく気になりましたので改善を求めました。


私は、「勝負の神様は細部に宿る」という言葉が大好きです。

これは、元サッカー日本代表監督である岡田武史氏の言葉ですが、簡単にいうと「小さなこと、細かなことを疎かにしてしまうことで、大きな目標を逃してしまうことがある。だから、細かいこと一つ一つにこだわって物事に取り組むことが大切である」というものです。


選手たちからしたら、「どこまで言われるのか?」と思っているかもしれませんが、私からすると、チームが負けてしまうような要因を徹底して取り除き、確実に勝ちにつながていけるように促しているだけです。

負けてしまうような要因を取り除けば「勝つ」しかありません。


私は、自分たちの準備次第で何とかできることは、公式戦期間中であっても、このウインターカップ予選では色々なことを伝えてきました。

なぜなら、今年のチームは、このウインターカップ予選でチームを作っているという例年にはないチーム作りを行っており、大会を通じてチームを成長させていく必要があったからです。



選手たちには、いつも伝えていることですが、「勝つのは簡単なことではない」んです。ホントに!

私は、今まで徹底的に準備をして難しい試合を勝ち切ったこともありますし、逆に、いくら選手たちに準備の大切さを伝えても響かず、悔しい負けを味わったこともあります。

準備することの大切さや徹底することの大切さを身をもって体感しているからこそ、負けてしまいそうな要因は徹底的に排除していきたいと考えています。


選手たちからすると「なんでここまで言われなアカンのやろ?!」と思われてもしつこく伝えていきます。

変な話、選手たちから嫌われてでも妥協しません。

私は、選手たちに嫌われるよりも、"自分たちがやるべきことをやり切れば勝てるゲーム"を落としてしまうというような虚しさを味わいたくないんです。

そして、何よりもこのチームでどうしてもウインターカップに出場したいという強い想いが私にはあります。


今年のチーム作りは、例年にはない異例のチーム作りですが、全てを言い訳にせずに、ウインターカップの切符を掴み取るための私の"執念"以外の何者でもありません。


勝負というものは、最後は相手よりも「勝ちたい!」という強い気持ちが優っているチームが勝利を手に入れます。


本日は、チームメンバー全員が全てをバスケットに捧げてウインターカップの切符を絶対に絶対に勝ち取ります!


「信じるものに勝利あり」