clubsignpost

CLUB SIGNPOSTの活動ブログ

一般社団法人CLUB SIGNPOSTは、中学1年生から3年生の女子を対象としたバスケットボールのクラブチームです。

「幅広いスキルの習得」より、「チームを勝利に導くスキルとマインドの習得」を目指すクラブ
11 5月

「お金」よりも「充実感」が大事

昨日は、「オンラインミーティング」を行い、一人ずつ現状を報告してもらい、「これからのチーム作り」ついて確認しました。


今は、今回の試練を「これから大きく飛躍するための機会」にしていきたいと思っています。

そのために、この試練と真正面から向き合っていきます!

IMG_9904

昨日のオンラインミーティングで話をした私の原点のひとつである「リストバンド」です。

この数字と同じ18年前のものです。(ビックリした・・・)

今でも何かあるたびに、思い起こしている大切な宝物です。

----------------------------------------------
「お金」よりも「充実感」が大事
----------------------------------------------

今日は、「今の時代の欲求」について書かせていただきます。

このことを書くにあたって、先に、私は、お金持ちでもなんでもないということだけお伝えして本題に入ります。


私は、昨年、一大決心をして、この4月から本校勤務することになりました。

理由は、「バスケットで夢を叶えたいから」です。

ホントこれに尽きます。


年々、公立で部活を行うのが厳しい状況になりつつある中、部活動に力を注いでいる学校でお世話になることになり、大きな期待を膨らませています。


自分でも、これだけ、バスケットに熱中していることにびっくりしていますが、「好きなこと」「やりたいこと」に理由などありません。


そんな私に、昨年度、公立高校を退職したことで、なんと、若干ではありますが、「退職金」が入りました。

正直なところ、「退職金」が入ったら、「高級時計」でも買おうなか?と、思っていました。

ちょっと、贅沢でもしようと。

でも、お金を使うことに興味がなく、それよりも、「選手を上手くさせたい!」「チームを良くしたい!」ということにしか興味を持てません。


変な話、「退職金」が入って、少しお金に余裕ができても「嬉しい」という感情を抱く訳でもなく、それよりも、「バスケット」がしたいという思いが強いと再確認しているのが現状です。



この感情は、以前にも抱いたことがあり、それは、昨年の12月です。

ちょうど、11月にチームの指導を終え、12月から4月までは、今までより自分の時間を使えるようになる予定でいました。

また、12月になると、「ボーナス」も入り、今までは、チームのためにお金を使っていましたので、このときは、自分のために使おうかな?と思っていました。

しかし、多少、「お金」にゆとりができたとしても、"自分のしたいこと(バスケット)"に打ち込めていないと「ストレス」を抱えるだけだということに気づきました。

このことから、私には、生活できる最低限のお金があれば十分なんだということを学びました。


それこそ、「少しお金に余裕はあるが、バスケが思う存分にできない今」より、「20代前半のお金はなかったが、思う存分にバスケができた当時」の方がよっぽど"幸せ"を感じます。

20代前半は、非常勤講師をしていて、給料は、10万ほどで、結構大変でしたが、それでも、バスケができるほうがいいと思います。(生活は正直しんどかった・・・)


最近の若者は、高級車に乗ることや贅沢をするより、「自分のしたいことに時間を割きたい」ということを耳にします。


昔は、家電がなかったり、車がなかったり、マイホーム(家)がなかったりして、「物がないことが当たり前」の時代でした。

このような時代は、少しでも贅沢ができるように皆必死に働いていました。

それが、今は、「物があることが当たり前」の時代となり、一人一台スマホを持つのが当たり前の時代です。

普通に暮らすには、何不自由のない世の中になりました。


このことから、人間の欲求もレベルが上がってきていたということが言えます。


食料のなかった時代の欲求 → 生きていくために必要な基本的・本能的な欲求

生活はできるが物がなかった時代の欲求 → 生活できるのは当たり前となり、物や他人からの評価が欲しくなる(ステータス)

物があることが当たり前の時代の欲求 → 自分の世界観・人生観に基づいて、「なりたい姿を追求する」ようになり欲求としては高次なレベルになる。


心理学者のマズローは、これを「マズローの5段階欲説」として解説しています。


いずれにせよ、今の時代は、高次な欲求を満たそうとするようになり、今まで以上に「充実感」を味わえる環境に身を置くようになりました。


ということは、(生きていくうえでお金はめちゃくちゃ大事ということを大前提に)「お金」よりも「充実感」が重要になってくると言えるのではないでしょうか。



このことから、日々、「充実感を味わえる自分」でありたいし、「子どもたちにも充実できる機会を提供できる自分」でありたいと思っています。



今日も子どもたちが少しでも「充実感」を味わえる時間を作っていきます!
10 5月

苦しいことを何度も乗り越えた人間は、たくましくさが増す


最近、ブログの内容が同じようなものになっていましたので、今日は、変化をつけようと思って書き始めたのですが・・・

書きていると、同じような内容になってしまいました。


先に、謝っておきます。

すみませーん。

---------------
KYOTORY
---------------

昨日も「オンライントレーニング」を行いました。

今は、とにかく、与えられた環境の中で、できることにのみ目を向けて取り組んでいます。


"できること"を誰よりも徹底していく自分でありたいと思っています!


いつも思うことですが、本来なら、経験しなくてもよいことを経験すると、物事の捉え方が良い意味で大きく変わります。(成長できる)


たとえば、今まで試合に出場していた選手が大きな怪我をしたことで、試合に出れない選手の気持ちを考えられるようになり、チームメイトに対して態度や言葉が変わるというようなことです。

このような怪我は、できれば経験したくはありませんが、

人としての幅も広がりますし、バスケットボールプレイヤーとしての幅を広げることができます。



今の我々は、試合に出れないという、本来であるならば、経験することのない時間を過ごしています。

このことから、今は、「バスケット」を欲してします。

コートに立ってバスケットができるということがどれだけ有難いことなのかを再び勉強させてもらっています。



昨年、長い休校期間が明け、練習が再開されたときの「喜び」と言えば、なんとも言えない初心に戻ったような「喜び」がありました。


それが、練習することが当たり前(慣れが出てくる)になってくると、選手によっては、「今日は練習したくないな〜。」というような気持ちを抱いてしまうこともあります。

練習ができること、バスケットができることが「当たり前」になってしまい、当たり前に"できること"に「有難さ」や「感謝」の気持ちが薄れてしまうのです。



私は、選手だった頃は、大きな怪我の繰り返しにより、10年間の選手としての期間のうち、実質、5年もバスケットはできていません。

中学生の頃は、近畿大会の決勝が終わった後に歩けなくなり、全国大会は、試合以外は、松葉杖をついて歩いていました。(全国大会は、痛み止めの注射を打ちながらプレイしていました)

このときは、2点差で「日本一」を逃しました。(万全の状態だったらどうなっていたんだろう?)

高校では、中学生の頃からの怪我が治らず、自分たちの代になった1月に、朝、布団から起きようと思うと、足が動かなくなり、病院に行くと、「すぐ手術をしましょう」と言われ、自分たちの代は、全くバスケットをしていません。

大学生の頃は、中学、高校で痛めた膝をかばいながらプレイしていたので、腰と首にヘルニアが出て、多くの時間を無駄にしました。

そう言えば、肘を骨折して半年くらいできないことも・・・。

そして、大学生で最後の一年間は、後輩が事件を起こして、大会を辞退したこともあります。


指導者になってからは、「ベスト16」で敗れた後は、チームの指揮を執らせてもらえなくなったこともあります。

要は、「干された」ということになりますね。笑

他にも、突然、体調が悪くなり緊急手術をすることになり、大切な公式戦前に入院して公式戦を台無しにしたこともあります。

このときは、医者から「あと2時間遅かったら死んでたよ。」と言われました。


2015年、京都でインターハイが開催される年は、心療内科で鬱と診断されたこともあります

それから、大会期間中に家族を亡くしたときは、かなりキツかったです。

他にも、ここでは言えませんが、ホント色々ありました。



このことから、バスケットができることが当たり前ということをコロナの前から学ばせてもらっています。


私は、指導者として、練習中に、「手を抜く」ということは絶対にありません。

それよりも、自分のできることに全力で取り組んでいます。


これは、理由が3つあります。

1つ目は、「バスケットで夢を叶えたい」「選手たちと一緒に目標を成し遂げたい」という気持ちが強いということ。

2つ目は、「勝つことの難しさ」を実感しており、日々の練習がどれだけ大切なのかを身をもって学んできた。

3つ目は、今まで"何度も"「バスケットができることが当たり前ではない」という経験をしてきているので、バスケットができることに感謝して、自分のベストを尽くして取り組まないと、「バスケットボールという競技に対して失礼」だと思っているからです。




4月中旬は、チーム練習を途中で切り上げたことがあります。

「練習に締まりがなかった」ことから、選手たちに、「バスケットができることが当たり前じゃないことを昨年のこの時期に学んだんじゃないの?」と話をしたことがあります。

このときは、少しだけ練習できることが当たり前になっていたかもしれません。


人は、悔しい経験をしたり、苦しい経験をしても、時間が経つとその気持ちがだんだん薄れてきます。

だから、私は、「ノートに書く」ということを大切にしています。(ブログも同じ)


2020年の新人戦が終わったあとのブログは、私が「どれだけ情けない気持ちになっていたのか」ということが理解できると思います。

だから、何度も読み返して、「あの悔しさ」を二度と繰り返さないようにと心がけています。


私は、少しでも自分に甘さがあると感じたときは、ノートを読み直したり、負けた試合を振り返ります。

そして、「また、あの悔しい思いをしたいのか?」と自分自身に問いかけます。


今のチームは、昨年の開催2020年インターハイ予選」「2021年新人戦」で試合がなくなり、更には、「2021年インターハイ予選」は、辞退という、自分たちではどうしようもない経験をすることになりました。



これだけ悔しい経験をした我々ですので、これから、一日一日の過ごし方が大幅に向上していくと思っています。

苦しいことを何度も乗り越えた人間は、本当に"たくましさ"が増します。



私の姿を見てください!

たくましいでしょ?


あっ、調子に乗ってたら、「バスケの神様」から「もっと苦労しろっ!」と言われそうですね。笑笑
9 5月

我々には、「"できること"に専念できる環境」がある

本日からインターハイ予選がはじまります。

出場されるチームは、我々の分もコートに立てることに感謝して、全力を尽くして頑張ってもらいたいと思っています。

我々は、その間に、着実に力をつけてウインターカップ予選で大化けします!

---------------
KYOTORY
---------------

我々は、限られた環境の中でできることに目を向けて取り組んでいます。

昨日は、オンライントレーニングを行いました。


 IMG_9898

選手たちは、本当に良く頑張ってくれています!


我々は、厳しい状況に追い込まれて、インターハイ予選を辞退することになり、様々な制限がかかっています。



本日は、多くの制限がある中で、どのような「考え方」を持って私が取り組んでいるかということを書かせていただきます。


私は、色々なところで、多くの制限がかかることがあったとしても、その中で「できること」や「意識を向ける場所」があると思っています。(そこに、意識を集中させています)



制限があるより、制限がないほうが気分よく過ごすことができるかもしれませんし、多くの制限がかかると、できることは限られてくるかもしれませんが、制限がない環境よりも、できることのみに「集中(専念)」して取り組むことが大切だと考えています。

たとえば、どこか遊びに行くときに、「お金もある」「プライベートジェットもある」「時間もたっぷりある」となると、どこに行こうか迷いますが、お金も時間もない中で、どこかに遊びに行こうと思うと、「できることが限られている」ので、悩むことなく「行き先」を決めることができます。

また、「できることが限られている」と、できることを全力で楽しむ(徹底)ことしかできません。


このことか、制限がないと逆に悩むことも多くなるということがわかります。


これをバスケットに置き換えると、「サイズのないチーム」の戦い方は、できることが限られているので、できることを徹底していく"しか"ありません。


これもよく言われる話ですが、「複雑化したスポーツ」ほど、何を徹底するのかということに悩み、チームが上手く回らないことが出てくると言われいます。(バスケットは複雑なスポーツの代表)


たとえば、20人試合に使える選手がいて、ポイントガードからセンターまでが170cm以上(センターは180cm)あり、センターは、ボール運びから3P・ドライブまで行うことができるチームがあるとします。

バスケットの試合は、15名しかベンチに入ることができないので、20人試合に使うことができたとしても、まず、15名を選ぶのに時間がかかりますし、それだけ多くの選手が使えて、サイズもあるチームなら、どのような戦術がチームにマッチしているのかを見つけるのに多くの時間を費やします。


以前、全国大会で準優勝されたチームの監督が、「今年のチームは、優勝できる力があるが、使える選手がたくさんいて、誰を使えば一番良いのかがわからん・・・」ということをおっしゃられていました。

そして、「ワシがブレてしまっている。」と言われたのをお聞きして、「なるほど、色々できることがあっても、逆に、悩みが出てくるんかー?」と、勉強になったのを覚えています。


「隣の芝生は青く見える」という言葉があります。

これは、自分以外の他人が持っているものというのは、自分よりも良く見えてしまうという意味ですが、どの立場の人であっても、それぞれに悩みを持っており、他人のことが良くみてしまうものです。



我々のチームは、「サイズのないチーム」でバスケットの戦術という意味でいうと、できることが限られています。

このことから、色々なプレイに欲が出ることはなく、悩むというより、できることに専念できます。

オフェンスでいうと、本当にざっくりしていますが、「ブレイク」「3P」「ドライブ」しかありません。(本当は、もっと色々考えているよ。笑)


ということは、これらのことをどれだけ徹底して、「強度」と「精度」を高めていけるのかということが問われます。

そして、この「3P」や「ドライブ」というのは、「個人のスキル」に依存します。

ということは、「個人のスキルをどれだけ高めていけるのか?!」ということが勝敗を大きく分けるといっても過言ではありません。


つまり、これからウインターカップ予選までに、徹底して「個人スキル」を磨いて、「自分たちの見ているところ」にまで高めていかなければいけないということが理解できると思います。



更にいうと、本来であれば、この時期は、インターハイ予選を戦っている最中です。

我々は、この時期からウインターカップ予選に向けて、「個人スキル」を高めることに専念できます。

もっというと、こういう試合期になると、どうしても主力の選手を中心に練習を進めていくことになりますが、チームメンバー全員が自分の課題と向き合える時間を過ごすことができるのです。

この時期は、誰しもが一列に勝負できる期間になります。



昨年の経験でいうと、昨年もインターハイ予選がありませんでしたが、各自が徹底的に自分の課題と向き合い続けたことで、休校明けに一からチーム作りを行ったのではなく、力をつけて練習を再開させることができたので、ウインターカップ予選までは充実した時間を過ごすことができました。


今の我々は、色々な意味で、できることが限られています。

だからこそ、できることに専念することで、大きく飛躍できるチャンスが待っています。


他のチームや他の選手をみたら羨ましいと思うこともあるかもしれません。

しかし、考え方を変えれば、我々には、「"できること"に専念できる環境」があります。


これは、綺麗事を言っているのではなく、私はこういう考え方を本気でしています。


これからも、欲張ることなく、迷うことなく、できることに目を向けて、磨きをかけていこうと思っています。


----------------
CS活動報告
----------------

Sコーチより、CSの活動報告をしてもらいます。

-----------------

お疲れ様です。

練習の様子を報告します!
今日はエミコーチがメニューを組んでくれていて、全体へ指示を出しながら進めてくれていました!

僕は久々にCSの練習を見ましたが、全体的に動きが少し鈍い(疲れている?)ような印象を受けました。
緊急事態宣言のこの期間、もしかしたら普段よりも練習量が少なくなっている選手が多いのかもしれません。
だからこそ日々の生活の中に練習する時間を組み込んで、逆にこの期間に自分を高めていく!くらいの意識を持って欲しいですね!

普段から他府県のチームのコーチとも連絡を取り合っていますが、CSは他府県のチームからも注目を集めているチームです。

なので、「是非CSと練習試合をお願いします!」という他府県チームからの依頼がこの期間もたくさんあります。
でも、いざ練習試合をした時に、緊急自体宣言で練習できていないので身体が動きませんでした!ではちょっとカッコ悪いですよね・・・。
CSは京都では見本となるような組織でありながら、他府県チームにとってもリスペクトされる存在であって欲しいし、高い意識を持った選手たちの集まる組織であって欲しいです。
最後の集合でコーチから「言われている事のレベルが低いよ」と言われてしまうのは残念です。

こんな時期だからこそ、CSの選手は「日頃から練習を怠らない」「状況に言い訳しない」「自分自身を高める」選手の一員であるという自覚を持って過ごしていきましょう!!

次回の練習に期待しています!!
ギャラリー
  • 選手のことを大切にしているからこそ、きちんと向き合うことを大切にしたい!
  • 選手のことを大切にしているからこそ、きちんと向き合うことを大切にしたい!
  • 選手のことを大切にしているからこそ、きちんと向き合うことを大切にしたい!
  • 最適化を図るには「無駄なこと」を知ることが大事
  • 最適化を図るには「無駄なこと」を知ることが大事
  • 最適化を図るには「無駄なこと」を知ることが大事
  • 夏に再びこの地に戻ってくるぞ!
  • 夏に再びこの地に戻ってくるぞ!
  • 夏に再びこの地に戻ってくるぞ!
QRコード
QRコード
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ