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CLUB SIGNPOSTの活動ブログ

一般社団法人CLUB SIGNPOSTは、中学1年生から3年生の女子を対象としたバスケットボールのクラブチームです。

「幅広いスキルの習得」より、「チームを勝利に導くスキルとマインドの習得」を目指すクラブ
26 5月

明暗を分ける3か月

昨日から段階的に、登校がはじまりました。

通常授業が再開され、バスケットができるようになるのは、6月上旬です。

3月上旬からの休校は、春休みに、一旦解除されましたが、緊急事態宣言が発令され、再び、休校となり、教育活動が再開されるのに、3か月という期間を過ごすことになりました。

2020年は、4分の1もの間、満足のいく活動ができていません。

12か月のうちの、3か月ですよ...。


この3か月もの時間、貪欲に取り組んできた者と、ただ、休校が明けるのを待っていた者との差は、新コロが収束したときに、感じることになるでしょう。

この差の大きさを実感するのは、これからです。


未だかつて経験したことのない大きな3か月間。


この3か月間、様々な過ごし方があったのではないでしょうか?


部活ができなくなったので、切り替えて、勉強に打ち込んでいた人。

今までは、部活に打ち込んでいたので、ここぞとばかりに、遊び呆けていた人。

たまに、体を動かして、たまに、バスケットボールを触っていた人。

自主的に、身体を鍛えて、スキルアップに励んでいた人。

徹底的に、自分の課題と向き合い、努力を積み重ねてきた人。


あなたは、どんな過ごし方をしてきたのでしょうか?


意味のある時間を過ごすことができたでしょうか。


これから、あなたの過ごした時間の真価が問われることになります。


もちろん、私も同じです。


私個人の感覚としては、長かったようで、振り返ると、あっという間に過ぎたように思います。

毎日、目まぐるしく時間が過ぎ、次から次へと、準備に追われていました。


私は、やり切ったという思いと、これからかが勝負!という気持ちの引き締まった思いでいます。


何だろう?今からロケットで、宇宙に行くかのような気持ちです。(宇宙に行ったことはありませんが。笑)

未知の世界に飛び込み、戦いに行くといった感じかな。


いい意味で緊張感と、ワクワク感で胸が踊っています。



なぜ、このような思いになるのかを内観し、分析すると、やはり、自分のできることをやり切ったと自信を持って言えるからだと思います。


これは、勝負のかかった試合前と同じです。

良い準備をして、「よーし、優勝できる!」と、思えるような感覚を持てるときは、気持ちが高ぶります。



これからが勝負です!


コロナを吹き飛ばし、選手たちと、バスケットに没頭できる時間を過ごします!
25 5月

『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ』

いよいよ、本日から、分散登校ではありますが、教育活動が再開されます。

どれだけ、この瞬間を待ち望んでいたでしょうか。


休校期間中に、私が、強く意識していたテーマは、『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ。』です。

この言葉は、中国の老子の言葉を訳したものですが、簡単に言うと、

「飢えている人に魚をとってあげれば、1日は食べれるけれど、魚のとり方を教えれば、一生食べることができる。」

ということです。

バスケットでいうと、スキルの課題や練習メニューを与えるのではなく、スキルを研究・追求することや、自分との向き合い方を教えて、自らを高めることのできる選手の育成です。


休校期間中は、オンラインで、繋がりを持っていましたが、毎日、指導できる訳でもなく、彼女たちが自ら考えて取り組まなければ、成長することができません。

そうなると、彼女たちが、自分を見つめ直して、自分の課題と向き合う力を養い、試行錯誤しながら、成長していける仕組みを作ることが必要になります。

課題を与えて、「この練習をやっておきなさい。」では、与えた課題以上のことは、やろうとはしないのが人間です。

例えば、本校は、休校期間中に、各教科から沢山の課題を出しています。
私も課題を分けて、郵送する作業を行いましたが、沢山の課題が出て、びっくりしています。

これだけの課題を、いったい、何人もの生徒たちが、与えられた課題以上の勉強をしているでしょうか?

多くの生徒は、与えられた課題を終えたら、あとは、自分のために時間に使っているか、自分の時間を大切にし過ぎて、提出期日ギリギリに、なんとか、課題を"こなす"といったところが現状ではないでしょうか。
(これは、悪くいっているのではなく、今までそういうケースが多かったという事実を書いているだけです。今回は、当てはまらないかもしれません。)

"こなす"というものは、与えられた作業をやり終えた終了です。

一方、研究・追求、自分と向き合うことに終わりはありません。
これは、どこまでも果てしなく続く作業となります。

私は、部活の選手たちには、自ら成長していける時間を過ごしてもらいたいと考えました。

そのために、様々な仕掛けを作りました。

ある部分では、強制力が働いているところはあったかもしれませんが、ノルマをこなす強制力ではなく、考えて、行動して、試行錯誤せざるを得ないものになっていたと思います。


今までも意識してきた部分ではありますが、この休校期間中は、大胆に、取り組んできました。

これも、私が常々意識していることですが、何か物事を進めるときは、『大胆に、細心の注意を払って行う』ということです。

矛盾しているように感じるかもしれませんが、やると決めたら、とことん、突き進む。同時に、問題点などを書き出して、決めたことを遂行していけるように、きめ細やかに準備をします。

大胆に行動するのは、勇気のいることです。

一方で、細心の注意を払って、きめ細やかに準備を行うのは、かなり、時間と手間が必要になります。



少し話が逸れましたが、選手が自らの力で成長する経験を積むことで、大きな自信になりますし、この新コロ期間で、学んだことが、長い人生において、心の支えになると思います。

インターハイは、なくなりましたが、それ以上に、お金では買えない、かけがえのない貴重な経験ができているのではないかと思っています。

実際に、私が毎日、指導していなくても、子どもたちの成長を実感していますし、きっと、子どもたちも自分の成長を感じていると思います。

これって、本当に素晴らしいことではないでしょうか。


この1年を終えたときに、「お前らは最高だ!」と、心から伝えたいと思っています。



まだまだ、気を抜くことはできませんが、コロナトンネルの出口まで、あと少し。

第2波、第3波が来るかもしれないと言われていますが、これまでのコロナの感染者数と死亡者数、更には、この数を年齢別に、確認をしたら、どう考えても、withコロナの段階に入って来ています。

これからは、コロナともどう向き合うかが大切になってきます。


この期間で、一回りもふた回りも成長した選手たちと、更に、良い時間を過ごしたいしたいと思います。
24 5月

部活動再開に向けての準備

部活動再開に向けて、文部科学省の留意事項を読んでいると、以下のことが書かれていました。

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文部科学省より(一部抜粋)
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部活動の実施に当たり、どのような点に留意すべきか。

〇部活動の実施に当たっては、地域の感染状況に踏まえ、3月24日の通知で示した事項を着実に実施するとともに、以下の事項については、生徒だけに任せるのではなく、教師や部活動指導員等においても着実な取り組みを行うことが必要と考えます。

・一斉臨時休業及び春季休業期間において、運動不足となっている生徒もいると考えられるため、十分な準備運動を行うとともに、身体に過度な負担のかかる運動を避けるなど、生徒の怪我防止には十分に留意すること。

・生徒が密集する活動や、生徒が近距離で組み合ったり接触したりする場面が多い活動、向かい合って発声したりする活動については、地域の感染状況等を踏まえ、安全な実施が困難である場合、当面の間、密集せずに距離を取って行うことができる活動に替えるなどの工夫をすること。

・部活動で使用する用具等については、使用前に消毒を行うとともに、生徒間で不必要に使い回しをしないこと。

・体育館や教室など屋内で実施する部活動については、その場所のドアを広く開け、こまめな換気や消毒液の使用(消毒液の設置、生徒が手を触れる箇所の消毒)など、感染拡大防止のための防護措置等を実施すること。


※手洗いや喉エチケットなどの基本的な感染症対策を徹底させる。

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要は、対人をしない。密集を避ける。用具の消毒・換気を徹底する。ということです。


まだまだ、完全に活動が再開できるような状況ではありませんが、だからこそ、事前に、どのような形で再開できるのかを確認し、準備を進めていきたいと思います。

実際に、部活動が再開されてから、練習メニューを考えていたら、計画的に取り組むことができません。

与えられた環境の中で、できることを考えて、取り組んでいきたいと考えています。


私は、こういうのを考えるのが得意です!


対人以外の練習でも、できることはたくさんあります。

新コロ期間に、自主的に取り組んできたことを、体育館でイメージを働かせて、より質の高い練習を行うこと、また、オフェンス練習では、シュート系、1on0、2on0、3on0、4on0、5on0もできますし、ディフェンス練習もフットワーク等、いくらでも練習することがあります。


新チームに入り、人数が少ないことで、今まで以上に、練習の工夫が必要となりましたが、その工夫が活かされます。


また、自主練期間中に、活かされたこともあります。

12年ほど前、梅雨の時期に雨漏りで体育館が使えなくなり、フロアの改修のため3カ月(6月~8月)ほど、体育館で練習ができないときがありました。

このときは、大変でしたが、放課後に、グラウンドに出て、砂の上で、練習をしていました。

それこそ、シュート以外の練習は、すべて行いました。


砂の上で、フットワークなどを行うと、はじめは、滑ってばかりで練習になりませんでした。

しかし、足裏の感覚を確認しながら、練習を行うと、徐々に、滑ることが少なくなり、思っている以上に、練習ができるようになりました。


この経験は、今回の休校期間中の自主練で、かなり活かされています。

選手たちに、足裏の使い方を伝えることで、地面をとらえる感覚が出てきました。

公園などでフットワークをしている動画を見ていると、いい感じでグリップが使えるようになっています。


12年前に、2カ月ほど試行錯誤しながら取り組んで学んだノウハウが、確実に、活かされています。(卒業生に感謝です。)


環境を言い訳にせず、取り組んでいたら、思わぬご褒美をもらえました。


これから、部活動再開に向けて、今までの経験をフル活用して、少しでも質の高い取り組みができるように頑張りたいと思います。
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